Moho往還 4. 航行-Moho周回軌道投入
アンテナなどの各種機器の展開が完了したら、クイックセーブを行いましょう。
次に軌道マップ上でMohoを探して右クリックして「ターゲットに指定」を行います。そして、Mechjebの”Maneuver Planner”の”Advanced transfer to another planet”の”Porkchop selection”を選択し、さらに”Include capture burn”のチェックボックスにチェックを入れます。
そして出てくるPorkchop selectionの虹色の図から最も青色が濃い点をクリックします。次に”Create and execute”でマニューバを実行し、後は待つだけです。
Porkchop selectionの図の説明として、青色が最も濃い場所がPorkchop selectionの下のΔV:—- km/sが小さくて必要な燃料量が小さい軌道となっています。そしてこの図はマウスホイールの回転で拡大縮小ができます。
また図の横軸が噴射開始までの待機時間で、縦軸が噴射終了からMoho到達までの日数です。
噴射が始まると途中で下段の燃料が尽きるのでSpaceキーで切り離し、さらにSpaceキーで第2段の燃焼を開始します。
(Mechjebに全てを任せているとスペースキーのステージングを忘れがちです)
噴射が終了したら修正噴射を行います。これは1回の噴射では誤差が大きく、このままではMohoと会合できないためです。Navball右の、m/s単位で残り噴射量が表示されている箇所の赤のバツマークをクリックしてマニューバを1度消します。
そしてManeuver Plannerの”Fine tune closest approach to target”で”Approximate final periapsis”を30 kmと入力してCreate and executeをクリックして待ちます。その後、ΔV100~200 m/s程度の短い修正噴射(極端に長い修正噴射は何か異常です)が行われ、軌道マップ上で「モーホー(Moho)に接近」という表示が現れるはずです。
まれに修正噴射が正常に行われても「モーホー(Moho)に接近」と出ない時がありますが、その際はMohoの道のりの真ん中くらいでもう一回Fine tune closest approach to targetを実行するとうまくいくはずです。
一般にFine tune closest approach to targetは間隔をおいて何回か実行すると精度が高まります。目的地への道のりの3/4くらい来たらもう一度実行すると良いです。
修正噴射後にMoho付近まで適当に時間を飛ばしたら、後はMunやMinmusと同様の手順で周回軌道に投入します。緊張で忘れがちですが、Mohoの影響圏に入った地点で重力子検知器とサイエンスJr.は実験可能です。特に重力子検知器は実験用記憶装置ユニットの「コンテナ:全データを収集」で、地形が違えば何回でも実験可能です。
そして燃料節約のためにまず極軌道に投入します(極の探査から行う)。Mohoの影響圏に入ったら即座にManeuver Plannerの”change inclination”を選び、”New inclination”に90°を入力し、さらにSchedule the burnはafter a fixed timeを選らんで数値は0sのままにします(つまり即時実行)。そしてCreate and executeをクリックして噴射が終われば、機体がMohoの極を通過する軌道となります。(近地点の30分程度前になったらもう一度実行した方が良いかも)
さらに続けてMoho近地点を30kmにして、その後にManeuver Plannerのcircularize(近地点で実行の設定)でMoho周回軌道に投入します。
この噴射量が非常に大きく、Moho探査に立ちはだかる最難関です。
この途中で第2段の燃料が切れるのですかさず切り離し→第3段点火を行います。
Moho周回軌道に投入できたらまずクイックセーブを行い、各種実験も忘れずに。
また、ここで固定セーブを行った方が良いです。Escキーのメニューから「セーブする」を選んで、任意の名前(「Moho低軌道01」など)を付けて保存します。このセーブファイルはクイックセーブと違って上書きされないため、「ロードする」でいつでもその状況を復元する事ができます。惑星間航行のような長い旅程では要所要所での固定セーブをお勧めします。
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